旅行中、韓国と北朝鮮の国境付近のDMZ(demiilitarized zone )および板門店に行くツアーに参加しました。
DMZとは両国間で非武装地帯として定義した区域で、国境からそれぞれ2km内側に入ったところまでの区域のことをいうようです。ここは100万個の地雷が埋められており、50年人が入ることがなかったので、実体としては野生生物保護区のような状態になっているようです。実際、バスでDMZを走っていると地雷注意の旗がいたるところにありました。ただし、私が訪れたDMZ区域には、自由の村と呼ばれる、唯一民間人が暮らす村がありました。ここは、食物を育てるのに最適な土壌であることから、住民のほとんどは農業を営んでいるようです。基本的には男性は昔からそこに住んでいた人以外はそこに引っ越すことはできないようです。女性に関しては、その村の男性と結婚すれば住めるようですが。村には小学校や中学校もあります。ただし、高校はないので車でDMZの外に出て近くの高校に通わないといけないようです。実際、ここの住民は1000万円くらいの年収があるようなのですが、数km先が国境であり、毎日不安がつきまとう生活を送らないといけないので、住民の方たちの本音というのは分からないですね。